普段、通り慣れた道。
それは日常で、何の変哲もなく、ただ当たり前の存在になってしまいます。
そんな通り慣れた道にも、行ったことのない脇道はありませんか?
普段、ゴールとしている場所のその先に、何があるかを知っていますか?
目的地のない、知らない道を行く旅。
その時流れるのは、自分の心と向き合う時間です。
いつもと違う方向に進んでみる
毎朝、家を出て、進む方向はどっちですか?
右なら左へ、左なら右へ、前なら後ろへ、いつもと反対に進んでみると、違う景色が待っているかもしれません。
あるいは、今、進みたい!と思う方へ。
心の声が進みたい!と言っていると感じたら、とりあえず後のことは考えず、進んでみましょう。
知らない道を行く旅のスタートはここ。
そう、本当にご近所でいいのです。
あとは心の声に従って、あまり深く考えずに進むこと。
大人になると、日々の時間のほとんどを、未来のことを考えて暮らしていると言っても過言ではありません。
道に迷ったらどうしよう・・・。
夕飯の支度に間に合うように帰ってこれるかな?
知らない道を行く旅では、一旦忘れていいのです。
今、自分の心が、何を求めているか。
そこにだけ耳を傾けながら、いざ、冒険へ出発です!
気になった道を曲がってみる
道を進んでいると、ふと、気になる道が現れます。
そんなわけない、と思ったあなたも、必ず現れますから、信じてください。
ちょっとでも気になったら、これまた後先は考えず、その道を進んでみましょう。
案外なんとかなるものです。
もしその道を進んでいて、先に進みたい気持ちよりも不安が打ち勝つようになったら、どこにも到着していなくても、Uターンして戻って来ればいいのです。
なんとなく、どんな曲がり角だったら、だけでも覚えておけば、必ず家には帰れます。
どうしても不安な方は、曲がり角の写真を撮っておきましょう。
気になった場所を散策してみる
気になった道を進んでいると、これまた気になる場所に出会います。
何か看板があるところかもしれませんし、なんにもないところかもしれません。
でも、あなたの心が気になると言うのだから、そこはあなたにとって、何か意味がある場所。
そんなところに出会ったら、迷わず立ち寄りましょう。
看板があるようなところなら、看板に書かれたお目当てのものを探せばいいですね。
何もないようなところなら、付近一帯を散策してみます。
何もなければ、それはそれでいいのです。
何もなくても、ちょっと気になるんだけど、という声を聞いてもらった心は、心なしか満足しているはず。
もし何か見つけたら、それはそれでめっけもん!
今後通いたくなるような、お気に入りスポットになるかもしれません。
ゴールのない旅のゴールは?
知らない道を行く旅には、ゴールがありません。
では、終わりはいつやってくるのか。
一つは、スタート地点に帰り着いた時。
家から始まった旅なら、家に着いたら一安心です。
もう一つは、きた道と同じだけの道のりを帰るのにやっとなくらい、身体が疲れてしまった時。
特に歩きで旅する場合は、帰れる体力は残して終わりにしましょう。
そして一番ベストなのは、心が満足した時。
できれば程よく疲れて家にたどり着き、心も大満足!というのが一番ですが、初めからそれを目指すのはなかなか難しいものです。
心が満足したなぁと思ったら、体力が残っていても、家までたどり着いていなくても、とりあえず知らない道を行く旅はおしまい。
あとはスタート地点をゴールにして、帰路に着きましょう。
え、どうやって心が満足したかわかるかって??
大丈夫、ここまで心の声を聞いて旅してきたあなたなら、きっと満足した!という声もわかるはずです。
日常に、知らない道を行く旅を取り入れてみる。
ちょっとだけ時間がある時なら、普段の道の、入ったことのない脇道を進んでみるだけでもいいのです。
旅先でなら、より一層新しい出会いの可能性が高まるかもしれません。
この先に何があるのだろう?
探検みたいでワクワクするな。
もし戻れなくなったらどうしよう・・・。
そんな心の声とちょっと向き合って、小さな冒険を楽しんだら、いつの間にかスッキリしていることに気づくはず。
そんな旅を通してお気に入りの場所を見つけたら、今度はそこをゴールに旅してみるのもいいものです。
あなたの心が描いた、あなただけの旅路。
それはきっと、宝物になるはずです。